620opの読書メモ

読書メモを淡々とまとめています

【読書メモ】『ひよこと学ぶITエンジニアのためのインプット・アウトプットエッセンシャルガイド』

ひよこ大佐さんの書かれた『ひよこと学ぶITエンジニアのためのインプット・アウトプットエッセンシャルガイド』を読んだので、読書メモを公開します。

techbookfest.org

インプットについて

・本書のインプットの定義は、「①情報の入手→②入手した情報の咀嚼→③咀嚼した情報の理解」のプロセス全体のことを指す

・「情報の入手」だけを行って、「インプットした!」と思ってはいけない

・インプットの最終的な目標はアウトプットすること
 →アウトプットの例:業務に活かす、コーディングを行う、イベントに登壇する

インプットの改善方法

①情報の入手

・無理に見聞きしたものを暗記しようとせず、外部記憶として活用する
 →概要のみを覚えておき、すぐに情報にアクセスできるようにする

・限られた時間で効率よくインプットができるように、「どれだけ時間を費やすか」「どのようにインプットしていくか」の計画を立てるようにする

・インプットしようとしている目的を明確にする
 →目的が明確になると、自ずと重要度・緊急度も明確になる
  →業務ですぐにでも使う情報:緊急度大
  →いずれ必要になるであろう情報:緊急度中
  →その他の雑多な情報:緊急度低

・あれこれ目移りせず、勉強する対象を一つに絞って集中してインプットする

②入手した情報の咀嚼

・咀嚼とは、入手した情報を自分なりに嚙み砕き、次の理解フェーズにつなげるためのもの
 →文章中の「重要な情報」を抜き出して整理・分解し、「不要な情報」を削ぎ落すことで、シンプルにしていくのが咀嚼のプロセス

・受け取った情報はそのまま覚えるのではなく、自分なりの言葉に置き換える
 →シンプルな表現にしたり、すでに知っている別の概念と紐づけて覚えることを意識するとよい

・重要な情報と思った箇所にマーカーを引く癖をつける

・実際に手を動かす
 →「なんとなくわかった」ではなく、実際に自分で手を動かして経験をすることが大切

③咀嚼した情報の理解

・「理解」の定義:ラベリングして「知識」として活用可能な状態に整理しておくこと

・理解できてるかのチェック方法は、アウトプットしてみること

・自分にあった難易度の情報を選ぶことが大事

・自分なりに得意な「認知」のやり方を模索する
 →読むことで理解するタイプなのか、書いて理解するタイプなのか、人に話して理解するタイプなのか…など

・インプットした情報の要点をピックアップしてノートにまとめる

・初学者は、最低限の質が担保されている情報を可能な限り多くインプットすることが大切
 →定番の技術書を読むことで、効率よく質のいい情報をインプットできる
  →何回も改訂されているということは、それなりにいい本という証拠

アウトプットについて

・本書のアウトプットの定義:実際に形にしたもの、もしくは形にしていく(出力する)動作=外部に対して自分の知識や経験を何らかの方法で発信し成果物が残るまでのプロセス

・アウトプットによってインプットした内容を正しく理解できているかを再確認することができる
 →うまく説明できない部分=インプットした際の理解が不十分な知識

・アウトプットすることでフィードバックが得られ、さらなるインプットにつながる

・質の高いアウトプットをし続けることで、所属する組織・コミュニティの中でのプレゼンスを上げることができる

アウトプットの改善方法

・小さなアウトプットからはじめる
 →ちょっとした知見をブログやXに投稿してみる

・シンプルさを意識する

・社内勉強会を企画する
 →自分の知見の発表、参加した勉強会のフィードバックなど

・他人のアウトプットを参考にする
 →良い部分は真似する。いまいちだと思ったら、なぜそう思うかを分析する

・達成可能な目標を立てて、アウトプットをしていく