620opの読書メモ

読書メモを淡々とまとめています

【読書メモ】『「普通」の人のためのSNSの教科書』

徳力基彦さんの書かれた『自分の名前で仕事がひろがる 「普通」の人のためのSNSの教科書』を読んだので、読書メモを公開します。

本書の主張

SNS発信は、仕事の役に立つ

・組織に属するビジネスパーソンこそ発信をしないともったいない

SNSはビジネスに役立ち、キャリアアップにつなげることもできるコミュニケーションツール

・組織に所属しながら発信をして、キャリアアップすることを目的にSNSを使う

ビジネスマンにとってのSNS発信とは

・仕事に役立てる目的でのSNS発信の場合、フォロワー数やPV数は気にしなくていい

・自分の持っている情報を淡々と発信し、必要とする人だけに見つけてもらってコミュニケーションをとれればいい

・リアルの自分と同じ人格、同じ言動でSNS発信を行う
 →ネットオリジナルの人格を作る必要はない

・対面で言わないことは発信しない

ビジネスパーソンSNSに高度な文章力は必要ない
 →発信の目的は文章のうまさを認められることではなく、仕事に役立てることだから

・自分の発信を作品、記事、コラム、メディアと思わないようにする
 →気負ってしまって発信が続かなくなってしまう
  →友人とコミュニーケーションを取る感覚でもっと気楽に発信をする

・発信に対して補足やアドバイスをもらったときも、「完璧な発信ができなかった」ことではなく、フィードバックがもらえたことに対して目を向ける

SNS発信では、「誰も知らない話」や「誰かの心を揺さぶるような印象的な話」をする必要はない
 →発信した情報が役立つかどうかを判断するのは自分ではない
  →自分のために発信した情報が、知らず知らずのうちに誰かの役に立つこともある

・お金儲けを考えず、発信そのものを楽しむ

 

SNS発信の特徴

①プルのコミュニーケーションである
 →こちらはただ淡々と発信するだけでいい
  →あとは勝手に興味のある人が向こうから自発的にやってきてくれる

②蓄積効果がある
 →発信を継続することで、発信者に対して安心感と信頼感が醸成される
  →日常的に発信を継続することで、どんな人間かを読み手に知ってもらえる

③思考の訓練になる
 →情報化社会ではインプットよりアウトプットのほうが価値がある
  →インプットしたら、自分の考え付きでアウトプットすることを習慣化する

SNS発信=「自分のためのメモ」

・発信=自分のためのメモと考える★
 →自分のために書き留めておきたい情報をネット上にメモとして蓄積するイメージ

・ネット上にメモを書くことで、必要に応じて検索できるようになる

・イベントメモ、ニュースメモ、本のメモが続けやすい

・イベントのメモ:感想や意見とともにブログに書く

・ニュースメモ:読んで感じたことをメモしてツイート

・読書メモ:書評と気負わず自分のためのメモとしてブログに書く

SNS発信のポイント

・自分にキャッチコピーをつけて、発信の軸を決める
 →仕事に役立つとはどういうことか?発信によってどうなることを目指すのか?を考える
  →キャッチコピーが難しければ、文章で決意表明してもOK

・反応がなくてもとにかくアウトプットする
 →短期的な成果は期待しない
  →期待値は下げておく

・自分なりのペースを見つけて発信をする
 →長く続けていくことが大事
  →あらかじめ発信のペースを決めておくと、そのペースに合わせてインプットもできる

・発信のロールモデルを決めて真似ながら書く
 →繰り返すうちに、自分なりに工夫したい部分が出てくる
  →最終的に自分らしい発信スタイルを確立させる

PDCAを回す

・「この人に読んでもらいたい」という人物を定めて書く
 →その人に語りかけるつもりで書く
  →リアルでまわりにいる人をまずは想定する

・「こんなことがあった、どう思う?」とコミュニーケーションをとるような感じで書く

ビジネスマンの発信の基本の型

①インプットした情報を紹介する

②それに対し「自分はこう思う」と書く

③自分がそう思った理由を書く

④「でも、そうじゃない考え方もできるよね」で締める

著者について

・ゲーム廃人になってしまった著者を救ったのがブログ

・著者がブログを続けられなかった過去がある
 →理由は気負いすぎたから

・しかし、コミュニケーションを楽しむ場としてブログ捉えたことで続くようになった

・そういった過去をもつ著者自身の最大の学びは、「ネットとリアルを分けて考えない」こと

徳力メソッド

・タイトルで言いたいことを語り尽くす

・本文は単に思いついたことをつらつらと

・特に締めずに文章を終える